藤沢あゆみです
突然ですが、あなたの通帳には
いま、どれくらいお金が入ってますか?
「15万円以上の現金を見たことがなかった」
と彼女は言った。
あるとき、会社の同僚とこんな話題になった。
「貯金、どれくらいしてる?」
「100万くらいかな~」
同僚の答えに、愕然とした。
同僚だから給料は同じくらいだ。
「あなたは?」
「えっと・・・15万」
しかもそれは、貯金ではなく振り込まれた給料の全額だった。
25日には15万円あるものが月末にはカツカツになる。
通帳は財布で
残高は15万円以上になったことがなかった。
守りに入らないためにお金をためないとかではない。
それが彼女のお金感だった。
彼女は突然思い立つ。
「お金を好きになろう」と。
15万円のなかから、なけなしの1万円を
手帳に張りこう書いた。
「私は、お金に愛されてます」
貼りつけたお金に謝った。
「いままで嫌ってごめん!」
ケンカした友だちに謝るように。
そして、こうも書いた。
私には愛ある仲間とたくさんの支援者がいます。
2014年3月記入。
そして、アメーバブログを開く。
誰も知らない自分に
一日考えて
それから、わずか1年。
100人が瞬時に集まるワークショップを開催。
出版して毎日50000PVのブログを書いている。
初めて通帳に、7桁の数字が印字された。
彼女は、お金に愛される人になった。
想像もつかなかったけど
そうなろうと思った月収100万円。
そんなことも忘れたとき、それはかなっていた。
お金のブロックというものがある。
それは、そんなに簡単にクリアできないものだと言われる
彼女が、それをできたのはなぜなのか。
「このために、15万使いました~」
朝からあるミッションのために集まった
60人に向かって
彼女はよくとおる声で叫んでいた。
どっと笑いが起きる。
あるミッションとは・・・
彼女と同様ネットでメジャーになり
ベストセラーを出版
数百人を集めて講演会を行う
彼女の前職は、ウェディングプランナー。
その経験を、いかんなく発揮し
フラッシュモブを仕掛け
それを映像のプロに頼んで動画撮影
スタンド花を用意し
特大クラッカーで襲撃し
メッセージカードを用意する
そのもろもろに
わずか数十分のサプライズに
15万円を投じたという。
その真ん中にいる彼女は
心底、しあわせそうだった。
15万円以上のお金を見たことがないといい
それで1か月をしのいでいた彼女が
ひとのための数十分に
15万円を投じる。
わたしにはわかる。
1か月もあと2週間あるのに
2万5000円しかなかった時があった。
すでにベストセラーを出していた
出版の世界では知っているひともいて
雑誌の取材を受けたりもしていた
誰かが出版したといえば花を贈ったりし始めたとき
お金がなくて、一番きついのは
ひとをお祝いしたりできないことだと知った。
自分のための贅沢は
出来るときが来ればすればいい。
でも・・・
誰かのお祝いごとは一期一会。
逃したときは、二度と戻らない。
お金は愛のエネルギー、というのはほんとうだ。
自分は愛を持って仕事をしてると言い切れるなら
それをつかえるエネルギーに変えるお金を稼ぎたい。
心の底からそう思った。
来年は毎月出版して出版の世界に
名実ともに居場所があるひとになろう。
その翌年、わたしは8冊の本を出版し
埼玉から都心に引っ越した。
誰も知らない自分に Happyと名前を付けた。
最初は自分をハッピーにしたいからだったかもしれない。
だけど・・・
今の彼女はひとをハッピーにし続けている。
それがとてもしあわせなのだという。
彼女がお金を愛すると決めた日。
それは誰かの喜びを創りだせるひとになると決めた日。
15万円以上のお金を見たことがなかった彼女はいま
夢を持つひとに300万くらいぽんと投資できるひとになりたいという。
私には愛ある仲間とたくさんの支援者がいます。
この言葉を書いたとき、ひとりぼっちだった、
彼女には数えきれないほどの仲間ができた。
たくさんの支援者を集めるのはもちろん
ひとの支援者にもなっている。
彼女が仲間を募るとき、それは誰かを喜ばせたいときだ。
そこには、一緒に誰かの喜びをつくりたいひとが殺到する。
彼女はお金にも仲間にも永遠に愛され続けるだろう。
そして、わたしも仲間のひとりでいられたらと思う。
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世界は自分で創る。
ほんとうにすばらしい世界を創ったね。
あなたの創ったHappyな世界に乾杯
そのとき、Happyさんはどう思っていたのか。書いてくれました。